事故が起きた電話で、最初に言う5つ(そのまま読める型)
事故(じこ)が 起(お)きた とき、電話(でんわ)で 何(なに)を 言(い)えば いいか。あわてて いると、日本語(にほんご)が 出(で)て きません。日本人(にほんじん)でも 同(おな)じです。
だから、言う ことを 5つに きめて、紙(かみ)に 書(か)いて、電話の そばに 置(お)いて おきます。この 記事(きじ)は、その 5つと、そのまま 読(よ)める 型(かた)です。
◎ この 記事(きじ)は、ぜんぶ やさしい 日本語(にほんご)で 書(か)いて あります。漢字(かんじ)には、はじめの ところに ふりがなが あります。
◎ Bài này viết bằng tiếng Nhật dễ hiểu, có cách đọc chữ Hán. Tiếng Việt chỉ là bản dịch tham khảo.
電話(でんわ)の 前(まえ)に ——まず ご本人(ほんにん)
電話は、2番目(ばんめ)です。1番目は、ご本人です。
- ◎ 名前(なまえ)を よぶ。へんじが あるか。目(め)を 開(あ)けるか
- ⚠ うごかさない。あたまを うった かもしれない ときは、起(お)こしません
- ◎ 顔色(かおいろ)・いき・血(ち)・手足(てあし)の うごき・いたい ところを 見る
- ◎ 時計(とけい)を 見る。いま 何時(なんじ)か。あとで 思(おも)い出(だ)せません
⚠ へんじが ない・いきが おかしい・血が 止(と)まらない・けいれん → 事業所(じぎょうしょ)より 先(さき)に 119。(→4)
5つの 順番(じゅんばん)
| 順番 | 言う こと |
|---|---|
| ① だれが | じぶんの 名前と、だれの 家(いえ)に いるか。「〇〇です。△△さんの お宅(たく)です」 |
| ② 何(なに)が | 見た ことを、みじかく。「ゆかに たおれて いました」「頭(あたま)から 血が 出て います」「くすりを まちがえました」 |
| ③ いま どう | ご本人の いまの ようす。「へんじは あります」「いきは して います」「いたいと 言って います」 |
| ④ 何を した | じぶんが した こと。「うごかして いません」「119を よびました」「血を おさえて います」 |
| ⑤ どう すれば | 「どう すれば いいですか」——聞(き)いて、言われた とおりに する。じぶんで きめない |
◎ じょうずに 言わなくて いいです。「たおれた」「血」「へんじ ある」——単語(たんご)だけでも つたわります。⚠ 言わない ことが、いちばん こまります。
そのまま 読(よ)める 型(かた)
紙に 書いて、電話の そばに。〇〇の ところだけ 入れかえます。
たおれて いた とき
くすりを まちがえた とき
物(もの)を こわした とき
119の とき
⚠ へんじが ない。いきが おかしい。血が 止まらない。けいれん。——この ときは、事業所より 先に 119です。事業所への 電話は、あとで いいです。◎ 119を よんだ ことを せめる 事業所は、いい 事業所では ありません。
119で 言う こと
⚠ 住所(じゅうしょ)は、その 家の 紙(訪問(ほうもん)の 予定表(よていひょう)など)を 見て 読みます。おぼえて いなくて いいです。⚠ 119の 人は、ゆっくり 聞いて くれます。「日本語が むずかしいです」と 言って いいです。
電話の あと
- ◎ 言われた とおりに する。ご本人の そばに いる
- ◎ 時間(じかん)を メモする。たおれて いるのを 見つけた 時間。電話した 時間。きゅうきゅうしゃが 来(き)た 時間
- ◎ ご家族(かぞく)や 市(し)の 役所(やくしょ)への れんらくは、事業所が します。あなたが しなくて いいです
- ◎ 記録(きろく)は、あとで、落(お)ち着(つ)いてから。見た ことと、聞いた ことを 分(わ)けて書く(→見ていないときの記録)
まとめ
- 電話は 2番目。1番目は ご本人(よぶ・うごかさない・見る・時計)
- 電話の 5つ:①だれが ②何が ③いま どう ④何を した ⑤どう すれば
- 紙に 書いて、電話の そばに。単語だけでも いい
- へんじ なし・いき おかしい・血 止まらない・けいれん → 119が 先
- 住所は 紙を 見て 読む。「日本語が むずかしいです」と 言って いい
いちばん みじかい まとめ
- ◎ まず ご本人。うごかさない。時計を 見る
- ◎ 電話:だれが・何が・いま どう・何を した・どう すれば
- ⚠ へんじが ない → 119が 先
※ この ページは 日本(にほん)の 法律(ほうりつ)と、現場(げんば)の きまりに ついて 書(か)いて います。あなたの 事業所(じぎょうしょ)の きまりも、かならず 見(み)て ください。
ふりがなと やさしい 日本語、ベトナム語は、この 研究所(けんきゅうじょ)が つけた ものです。ベトナム語は 参考訳(さんこうやく)で、母語(ぼご)の 人(ひと)の 確認(かくにん)を 受(う)けて いません。まちがいが あれば、教(おし)えて ください。
事業所の方へ(ふつうの日本語で)
電話の型を「①だれが ②何が ③いまどう ④何をした ⑤どうすれば」の5つに固定し、紙に書いて訪問かばんに入れておくことを前提にしています。事業所側でこの5つを共通の型にし、電話を受ける側も同じ順番で聞くと、日本語の得手不得手に左右されにくくなります。「119を先に呼んでよい」と事業所の側から明言しておくこと、住所は訪問予定表などその家で読める紙に必ず載せておくことを、あわせてお願いします。外国人ヘルパーの訪問系従事の遵守事項⑤(不測の事態に適切に対応できる環境整備)の、いちばん簡単な形がこれです。
あわせて 読(よ)む
訪問(ほうもん)の 場面(ばめん)の ことば・報告(ほうこく)の ことば・家(いえ)の 中(なか)の 物(もの)の 名前(なまえ)・ご家族(かぞく)との 会話(かいわ)を、日本語・ベトナム語・英語(えいご)で 並(なら)べました。ベトナム語は 参考訳(さんこうやく)です。声(こえ)に 出(だ)すのは、日本語の ほうで。
ことばの 表を 見る → 困(こま)りごとから 調(しら)べる根拠にした資料
- 指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準(平成11年3月31日厚生省令第37号) 第37条(事故発生時の対応)
- 厚生労働省「介護保険施設等における事故の報告様式等について」令和6年11月29日(介護保険最新情報 Vol.1332)
- 厚生労働省老健局「外国人介護人材の訪問系サービスへの従事について(報告)」社会保障審議会介護給付費分科会 第245回(令和7年3月24日)資料3 および 社会保障審議会介護保険部会 第118回(令和7年3月17日)資料3 ——不測の事態に対応できる環境整備(遵守事項⑤)
- 当研究所『介護事故防止 実務マニュアル』第10章「日本の介護現場で特に注意すること」
ベトナム語 参考訳です。母語話者による確認は受けていません。誤りにお気づきの方はご連絡ください。