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外国人職員

外国人職員のために

これは「外国人職員のための記事」ではありません。日本人職員と、いっしょに読むための記事です。

どの記事も、両側から書いています。

◎ この区分の記事には、いちばん下に【やさしい日本語】があります。記事の書き出しにある緑のボタンから、すぐ飛べます。

◎ むずかしい 日本語(にほんご)が 苦手(にがて)な 人(ひと)は、そこから 読(よ)んで ください。ふりがなと、みじかい 文(ぶん)で 書(か)いて あります。

◎ 訪問介護(ほうもんかいご)で 働(はたら)く 外国人(がいこくじん)の 人へ。家(いえ)に ひとりで 入(はい)る しごとの 記事(きじ)は、外国人ヘルパーのためにに あります。ぜんぶ やさしい 日本語で、日本語・ベトナム語・英語(えいご)の ことばの 表(ひょう)も あります。

最終更新:2026年10月 / 高齢者支援実務研究所

「分かりません」と言える職員は、危険な職員ではありません。いちばん安全な職員です。

分からないまま黙って進む人が、事故を起こします。その一言が出る空気を作るのは、日本語が母語である側の仕事です。

公開している記事

外国人職員
外国人職員がヒヤリハットを書かないのは、日本語力の問題ではない
理由は7つ。そのいちばんは、日本人職員が書かない理由と同じです。
両側から
「わかりました」と言うのに、できていない
うそをついたのではありません。その場で「分かりません」と言えなかったのです。
両側から
申し送りが速くて聞き取れないとき
話す速度・略語・数字の指示。話す側と聞く側、両方でできることがあります。
知らないと違反
身体拘束にあたる11の行為
柵で囲む・ミトン・ベルト・つなぎ服。善意でやってしまうところ。
あなたを守る法律
虐待を見たとき — 疑いだけで通報していい
通報者は法律で守られます。調べる必要はありません。
知らないと違反
写真とSNS — 辞めたあとも守秘義務は続く
撮らない・送らない・話さない。悪気のない行為が違反になります。
両側から
宗教・食習慣・服装への配慮
ハラール・礼拝・断食・服装。「先に聞く・先に伝える」でほとんど解決します。
あなたを守る
利用者・ご家族からの差別的な言動
我慢する必要はありません。対応を判断するのは施設です。
相談先
外国人職員が相談できる窓口
施設の中で解決しないことは、外に相談してよいことになっています。
受け入れる側へ
初日に伝えるべき4つのこと
身体拘束・写真とSNS・虐待の通報・緊急連絡。「あとで教える」が、事故になります。
受け入れる側へ
受け入れ側の20項目チェック
点検するのは職員ではなく、施設のほう。年1回、管理者とリーダーで。

第10章は、全文を公開しています。日本の介護現場で特に注意すること——記録・個人情報・身体拘束・虐待の通報・「わかりました」問題まで。 第10章 全文公開を読む

この区分を読む前に ―― つまずきの多くは「言葉」ではなく「前提」の違い

外国人職員が現場で困っていることを聞くと、日本語そのものよりも、日本の職場では当たり前とされている前提が伝わっていないことが多く出てきます。たとえば、ミスを報告すると評価が下がると思っている。分からないことを聞くのは失礼だと思っている。利用者さんの写真を家族に送ることが、なぜいけないのか知らない。どれも、最初に一度説明すれば防げることです。

この区分の11本は、どれも外国人職員と日本人職員の両側から書いています。片方だけが読んでも、半分しか役に立ちません。

最初の1か月で伝えておきたいこと

時期伝えることくわしい記事
初日報告は叱られるためではなく、利用者さんを守るためにする/分からないときは聞いていい/困ったときの相談先初日に伝えるべき4つのこと
1週目やってはいけないこと(身体拘束にあたる行為、写真とSNS)身体拘束にあたる11の行為/写真とSNS
2週目ヒヤリハットの書き方。3行でいいことを、一緒に1枚書いて見せる書かないのは日本語力の問題ではない
1か月虐待を見たとき、疑いだけで通報していいこと。差別的な言動を受けたとき、ひとりで我慢しないこと虐待を見たとき/差別的な言動

受け入れる側が、先にやっておくこと

在留資格によって、決まりや相談先が違います。技能実習・特定技能・在留資格「介護」・EPA など、どの資格で働いているかによって、働ける場所や支援の仕組み、相談先が変わります。制度は見直しが続いているので、具体的なことは受け入れ機関・登録支援機関・監理団体などに確かめてください。

言葉と、訪問介護の場面

事故の場面で使う言葉は用語対訳(日本語・ベトナム語・英語)に、利用者さんの家で働く場面のことは外国人ヘルパーのためににまとめています。どの記事にも、最後に「やさしい日本語」の要約があります。

日本人職員に多い思い込み

思い込み実際には
「日本語が上手だから、全部わかっている」会話が上手でも、記録の決まり文句や略語は別に覚える必要があります。話せることと、申し送りを聞き取れることは違います
「何も言わないから、困っていない」困っていることを上司に言うのは失礼だ、と考える文化もあります。こちらから「困っていることはありますか」と、決まった時期に聞くほうが確実です
「ヒヤリハットを書かないのは、書く力がないから」書くと自分の評価が下がる、母国では報告は罰につながる、と思っていることが多い。書き方より先に、書く理由を伝えます
「宗教のことは、本人から言ってくるはず」遠慮して言わないことがあります。食事・祈りの時間・服装について、職場として何ができるかを先に伝えます

どれも、外国人職員に限った話ではありません。日本人の新人にも同じことが起きています。この区分の記事は、新人を迎える職場全体の点検にも使えます。

このサイトについて 一般的な情報提供を目的としています。医療・介護の判断を代替するものではありません。 施設によって、利用者さんによって、正しいやり方は変わります。ここに書いたことが、そのまま当てはまるとは限りません。 実際の対応は、所属施設の規程および、医師・看護師の指示に従ってください。制度・基準は改正されることがあります。
ベトナム語 参考訳です。母語話者による確認は受けていません。誤りにお気づきの方はご連絡ください。