この人は、何をする人か
ひとりのご利用者に、いろいろな職種が関わります。介護職、看護師、ケアマネジャー、生活相談員、サービス提供責任者、機能訓練指導員、管理者、医師、栄養士。⚠ それぞれ、できることが違います。
◎ この区分は、職種ごとに「何をする人か」を書いています。資格は何か。法律が決めている仕事は何か。そして、法律が決めていないところはどこか。
⚠ 職種によって、決まり方がずいぶん違います。看護師のようにはっきり書かれている職種もあれば、仕事の中身が事業所ごとに決まる職種もあります。そこも、そのまま書いています。
ほかの区分との違い
なぜ、そう言うのか は、困っている場面から入って「相手の背中に何が乗っているか」を書いたものです。 この区分は、場面ではなく職種から引けるようにしたものです。「あの人は何をする人だったか」を確かめるときに使ってください。
◎ どの記事にも、いちばん下に【やさしい日本語】があります。書き出しの緑のボタンから、すぐ飛べます。
職種べつに読む
◎ 入ったばかりの方、日本語が母語でない方へ。
⚠ 「誰に言えばいいか分からない」のは、よくあることです。職種によって、できることが本当に違うからです。 ◎ まず、いま関わっている職種のページを読んでみてください。そのうえで分からないときは、あなたの事業所のやり方をリーダーに聞いてください。 事業所によって違うところがあるからです。
職種の線を知っていると、報告が通りやすくなります
「言ったのに動いてもらえなかった」という行き違いの多くは、相手の仕事の範囲と、相手が判断に使う材料がずれていることから起きます。同じ「いつもと違う」でも、看護師に伝えるとき、ケアマネジャーに伝えるとき、管理者に伝えるときで、相手が欲しい情報は違います。報告の前に、相手がそれを受けて何を決める人なのかを思い出してください。
| 伝える相手 | 相手が決めること | 持っていく情報 |
|---|---|---|
| 看護師 | 医師に連絡するか、様子を見るか | いつから・数値(体温・脈・血圧など測ったもの)・いつもと違う点を具体的に |
| ケアマネジャー | 計画(ケアプラン)を変えるか、担当者会議を開くか | いつから・どのくらいの頻度で・生活のどの場面に影響しているか |
| サービス提供責任者 | 訪問介護計画と、ヘルパーへの指示を変えるか | 訪問のどの時間帯に、何ができなくなったか |
| 生活相談員 | ご家族への説明、関係機関との調整 | 事実の経過と、ご家族から聞いていること |
| 管理者 | 体制・手順を変えるか、事故として報告するか | 何が起きたか、同じことが前にもあったか、記録の場所 |
「条文が決めていないところ」は、事業所ごとに違います
この区分の記事は、どれも「法律が決めている仕事」と「決めていないところ」を分けて書いています。決めていないところは、事業所の運営規程や、その事業所のやり方で決まります。だから、前の職場で当たり前だったことが、今の職場では違うことがあります。迷ったら、自分の判断で線を越えず、リーダーか管理者に「ここでは、どうしていますか」と聞いてください。聞くことは、仕事ができないという意味ではありません。
介護職にしかできないこと
職種の線を知ると、介護職にできないことばかりが目につきます。けれど、ご利用者のいちばん近くに、いちばん長くいるのは介護職です。「いつもと違う」に最初に気づけるのは介護職で、それを言葉にして記録に残すことは、ほかの職種にはできません。なぜ、そう言うのかの区分では、相手の職種の事情を場面ごとに書いています。
この区分は、9本でそろいました
◎ 介護職・看護師・ケアマネジャー・生活相談員の4本に、サービス提供責任者・機能訓練指導員・管理者・医師・栄養士の5本を足しました。 どの記事も同じ順番です——ひとことで/法律にある定義・配置/条文が決めている仕事/⚠ 条文が決めていないところ/頼めること・頼めないこと/まとめ/やさしい日本語。
⚠ 上から読むと、条文の決め方が職種ごとにずいぶん違うことが分かります。看護師とケアマネジャーは細かく、生活相談員と医師は「必要な数」「常勤」といった配置しか書かれていません。 ◎ どちらが上でもありません。決め方が違うだけです。
この区分の使い方
- まず、いま関わっている職種のページを読んでください
- 「条文が決めていないところ」は、どの職種にもあります。そこは事業所ごとに違います
- 自分の事業所のやり方は、運営規程に書かれています。掲示されているか、ウェブサイトにあります
- それでも分からないときは、リーダーか管理者に聞いてください