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転落

ベッド柵のすき間 — あなたの施設はどのタイプか

ベッドの外にある物を取ろうとして、すき間から手や首を出し、抜けなくなる。
こうした形で、命に関わる事故も報告されています。

ただし、どこにすき間ができるかは、ベッドの機種・柵の種類・マットレスの厚さ・組み合わせによって全部ちがいます。 「何cm」と書いても、あなたの施設のベッドには当てはまりません。

だから、自分の目と手で確かめてください。その見かたを書きます。

最終更新:2026年8月 / 高齢者支援実務研究所

もくじ

  1. まず、自分の施設のベッドがどれかを見る
  2. 見るところ、確かめかた
  3. 覚えるのは、この3つだけ
  4. すき間を埋めるとき
  5. 転落を見つけたら、はさまっていないかを先に見る
  6. 数えかた — はさまれは1件でも重大です
  7. まとめ

まず、自分の施設のベッドがどれかを見る

ベッドまわりの形は、施設によっても、その方によっても違います。よくあるのは、この3つです。

A サイドレール+グリップ ↓ここがすき間 形の違う物どうしの間 特養で多い組み合わせ B サイドレール2本 ↓ここがすき間 レールとレールの間 病院に多い。施設にもあります C サイドレール1本だけ 足元側は開いている すき間はできない ここから座って降りられる
図:柵の組み合わせとすき間のできかた(模式図・一例)。実際の形は機種によって変わります

物を足すたびに、すき間ができます。

足したときは、必ずすき間を確かめてください。

見るところ、確かめかた

見るところ確かめかた
柵と柵のあいだ
柵とグリップのあいだ
手を入れてみる。すき間の幅を測って、記録に残す
物を足したときは必ず(柵を1本足した、グリップを付けた)
柵とヘッドボード(頭の板)のあいだ 頭側の端。ここも見落とされます
マットレスと柵のあいだ マットレスを変えたら、必ず見直す。厚さが変わると、すき間も変わります
エアマットは沈むので、乗ったときの状態で見る
柵の高さ 低すぎる柵も危険です。寝返りで乗り越えてしまいます
厚いマットレス・エアマットにすると、柵が相対的に低くなります
高さの目安はメーカーが示しています。取扱説明書か販売店に確認を
柵とベッドの組み合わせ ベッドと同じメーカーの純正品か(違うメーカーの物を付けると、危ないすき間ができることがあります)
古いベッドと新しい柵の組み合わせにも注意
その方の状態 すき間の危なさは、その方によって違います。やせている方・体が小さい方・自分で抜け出せない方は、特に注意
認知症で外の物を取ろうとする方も

安全のための寸法の基準(JIS規格)が定められています。今のベッドは、これに沿って作られています。
ただし「何cmならよい」を職員が覚える必要はありません。

Hãy tự mắt nhìn, tay sờ để kiểm tra khe hở trên giường của cơ sở mình.

覚えるのは、この3つだけ

「うちのベッドはどうなっているんだろう」と思ったら、それが正しい反応です。 そのまま管理者に聞いてください。

すき間を埋めるとき

道具気をつけること
柵カバー・すき間パッド ずれていないか毎日確認する
タオル巻きはずれるので、固定式のものを
メーカーが専用品を出していることがあります。販売店に聞いてみてください
柵そのものの見直し 高さ・長さ・形が合っているものに替える
抜き差しがスムーズか、がたつき・変形がないか(月1回)
柵が4点で固定されているか、引いて確認

転落を見つけたら、はさまっていないかを先に見る

転落の対応は転倒と同じく「動かさない」から始まります。ただし、見るものが1つ増えます。

はさまっていないかを確認する。柵のすき間、マットレスと柵の間、ベッドと壁の間。
首・胸がはさまっていたら、それは窒息です。すぐ外して応援を呼んでください。

Có bị kẹt ở đâu không? Cổ, ngực có bị kẹt không?

そのうえで、その場で30秒。意識/出血/変形/痛み/頭を打ったか/首を痛がっていないか。 首を痛がる、手足がしびれるときは、絶対に動かさないでください。

数えかた — はさまれは1件でも重大です

月1回の集計に、「はさまれ・ヒヤリの件数」を入れてください。 1件でも出たら、全床のすき間を点検し、点検したことを記録に残します。

集計表は 様式のダウンロード から、印刷して使える形で入手できます。

まとめ

この方は、どこに気をつける?

利用者さんの状態を選ぶと、注意する場面と部位が出ます。印刷して、カンファレンスの資料に使えます。

困りごとから調べる → 様式をダウンロード

根拠にした資料

個人の経験ではなく、公表されている資料をもとに整理しています。
  • 厚生労働省「介護保険施設等における事故の発生又はその再発を防止するための指針」に関する基準・通知
  • 厚生労働省「身体拘束ゼロへの手引き」および身体拘束にあたる具体的な行為(11項目)
  • 厚生労働省「介護保険施設等における事故報告様式の統一化について」(令和3年3月19日 老高発0319第1号ほか)
  • 消費者庁・独立行政法人国民生活センター 高齢者のベッドまわりの事故に関する注意喚起
  • 日本工業規格(JIS)在宅用電動介護用ベッドおよびサイドレールのすき間に関する安全基準
この記事について 一般的な情報提供を目的としています。医療・介護の判断を代替するものではありません。 施設によって、利用者さんによって、正しいやり方は変わります。ここに書いたことが、そのまま当てはまるとは限りません。 手順・寸法・時間は、すべて目安一例です。 判断に迷うこと、いつもと違うと感じたことは、看護師・医師にご相談ください。 実際の対応は、所属施設の規程および、医師・看護師の指示に従ってください。制度・基準は改正されることがあります。
ベトナム語 参考訳です。母語話者による確認は受けていません。誤りにお気づきの方はご連絡ください。