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誤嚥

誤嚥性肺炎を減らすいちばんの方法は口腔ケア

誤嚥を完全にゼロにすることは、できません。

でも、入るものがきれいなら、肺炎にはなりにくいのです。

誤嚥性肺炎をいちばん減らすのは、とろみでも食形態でもありません。 口の中をきれいにすることです。とくに、就寝前の口腔ケア。

最終更新:2026年8月 / 高齢者支援実務研究所

もくじ

  1. なぜ、口腔ケアがいちばん効くのか
  2. やり方 — ケア中の誤嚥に気をつける
  3. 義歯(入れ歯)
  4. 誤嚥しやすい状態の方
  5. 食後と夜間の過ごし方
  6. 「忙しいから省く」を、どう防ぐか
  7. 数えると、根拠になります
  8. まとめ

なぜ、口腔ケアがいちばん効くのか

誤嚥性肺炎は、食べ物や唾液が気管に入り、そこに含まれる細菌が肺で増えることで起こります。

つまり、防ぎ方は2つあります。入れないか、入るものをきれいにするか。

入るのを完全に止めることは、できません。

だから、入るものをきれいにするほうが、確実に効きます。

夜、寝ている間に、自分の唾液で誤嚥が起きていることもあります。 食事のときだけの問題ではありません。だから就寝前の口腔ケアがいちばん大事なのです。

Vệ sinh răng miệng là biện pháp hiệu quả nhất để phòng viêm phổi do sặc. Đặc biệt là trước khi đi ngủ.

やり方 — ケア中の誤嚥に気をつける

口腔ケアそのものが誤嚥の原因になることがあります。 寝たまま、水を多く使って、奥から手前ではなく奥へ押し込む。この3つが重なると危険です。 座って、絞って、手前へ。

義歯(入れ歯)

見ることやること
食事のときに入っているか外したまま食べていないか確認する
ぐらつく・痛がる歯科受診を相談。体重が減ると合わなくなります
洗浄毎食後に外して洗う
就寝時外す(誤嚥・窒息の危険)
紛失・取り違え名前を書いておく

誤嚥しやすい状態の方

状態なぜ
脳梗塞・脳出血のあと飲み込みの神経が弱くなります。症状が軽くても起きます
パーキンソン病飲み込みの動きが遅くなる。薬の効いている時間に食べる
認知症食べ物と認識できない/口にため込む/かき込む
薬(睡眠薬・向精神薬)眠気で飲み込みが鈍ります。内服の時間と食事の時間を確認
義歯が合っていないかめないまま飲み込む。義歯を外したまま食べている
口の中が汚れている誤嚥したときに、細菌ごと入ります。肺炎になりやすい
低栄養・やせのどの筋肉も弱ります
前に肺炎になった方くり返します。いちばん注意が必要な方です

食後と夜間の過ごし方

場面やること
食べ終わったすぐあと「あー」と声を出してもらう/口の中を見る/残っていたらもう一度飲み込んでもらう/食後30分は座位(すぐ横にすると逆流します)/ベッドに戻すなら30度以上起こしたまま
食後の観察食後30分〜1時間、そばで見る(吐き出す方がいます)/声・呼吸・顔色/その日の夜と翌朝の体温/痰の量・色/むせた日は3日間、体温を記録
夜間就寝前の口腔ケアを必ず/上半身を少し高くして寝る(逆流防止)/寝る直前の食事・水分は避ける/義歯を外す/朝、痰がからんでいないか見る

「忙しいから省く」を、どう防ぐか

「忙しいから口腔ケアを省く」は、いちばんやってはいけない省略です。

けれど、精神論では続きません。仕組みで守ってください。

数えると、根拠になります

むせの回数を食形態べつに数えると、食形態を変更する根拠になります。 あわせて、就寝前口腔ケアの実施率発熱の件数を並べてみてください。

集計表は 様式のダウンロード から印刷して使えます。

まとめ

この方は、どこに気をつける?

利用者さんの状態を選ぶと、注意する場面と部位が出ます。印刷して、カンファレンスの資料に使えます。

困りごとから調べる → 様式をダウンロード

根拠にした資料

個人の経験ではなく、公表されている資料をもとに整理しています。
  • 厚生労働省「介護保険施設等における事故の発生又はその再発を防止するための指針」に関する基準・通知
  • 厚生労働省「社会福祉士及び介護福祉士法」に基づく喀痰吸引等研修および認定特定行為業務従事者の制度
  • 厚生労働省「介護保険施設等における事故報告様式の統一化について」(令和3年3月19日 老高発0319第1号ほか)
  • 消費者庁 高齢者の窒息事故に関する注意喚起(もち等による窒息)
  • 日本摂食嚥下リハビリテーション学会 嚥下調整食分類・とろみの段階に関する一般向け資料
  • 日本蘇生協議会(JRC)蘇生ガイドライン 気道異物除去・一次救命処置
この記事について 一般的な情報提供を目的としています。医療・介護の判断を代替するものではありません。 施設によって、利用者さんによって、正しいやり方は変わります。ここに書いたことが、そのまま当てはまるとは限りません。 手順・寸法・時間は、すべて目安一例です。 判断に迷うこと、いつもと違うと感じたことは、看護師・医師にご相談ください。 実際の対応は、所属施設の規程および、医師・看護師の指示に従ってください。制度・基準は改正されることがあります。
ベトナム語 参考訳です。母語話者による確認は受けていません。誤りにお気づきの方はご連絡ください。