利用者・ご家族からの差別的な言動 — ひとりで我慢しない
「外国人にはやってほしくない」と言われた。国や見た目のことを言われた——
我慢する必要はまったくありません。そして、対応を判断するのはあなたではなく、施設です。 あなたがやることは2つだけ。その場で報告する。記録に残す。
起きること別 — どう動くか
| 起きること | どう考え、どうするか |
|---|---|
| 「外国人にはやってほしくない」と言われる | ひとりで我慢しない。その場でリーダーへ。担当を替えるかどうかは、施設が判断します |
| 国や見た目のことを言われる | 認知症の症状として出ている場合と、そうでない場合があります。どちらでも記録に残して報告してください |
| 体を触られる・性的な言動 | すぐに離れて、必ず報告。我慢する必要はまったくありません |
| 暴力を受けた | けががなくても報告。労災になる場合があります |
「認知症だから」と、あなたの側で飲み込まないでください。 症状かどうかの見立てと対応の設計は、チームの仕事です。あなたが判定する必要はありません。
あなたがやることは「報告」と「記録」だけ
- その場でリーダーへ。時間が経つほど言いにくくなります。「言いにくいことほど早く」はここでも同じです
- 記録に残す。日付・時間・言われたこと(できるだけそのままの言葉で)・誰がいたか
- 我慢して続けない。担当を替える・2人対応にするなどの判断は施設がします。あなたが決めることではありません
- 施設に言っても動いてもらえないときは、外の相談窓口があります
Bảo vệ nhân viên là trách nhiệm của cơ sở. Đừng chịu đựng một mình. Hãy báo cáo và ghi lại.
職員を守るのは、施設の義務です
利用者・ご家族からのハラスメントについて、施設は対策を取る責任があります。 「利用者だから仕方ない」は通りません。厚生労働省も、介護現場のハラスメント対策のマニュアルや研修の手引きを公開していて、 相談窓口の設置・対応手順・記録を事業者側の取り組みとして整理しています。
つまり、あなたが報告することは「わがまま」ではなく、施設が義務を果たすための入力です。 報告がなければ、施設は動けません。
日本人職員・管理者へ
- 「聞き流して」と言わないでください。その一言で、その人は二度と報告しなくなります
- 外国人職員がいちばん言い出しにくい立場です。「何か言われていない?」とこちらから聞く
- 対応をひとりに背負わせない。担当替え・2人対応・時間帯の変更は、チームで決めて、決めた理由を本人に伝える
- 記録の様式と報告先を決めておく。ヒヤリハットと同じで、様式がなければ出てきません
- 暴力・けがの場合は労災の手続きを本人任せにしない
まとめ
- 我慢する必要はまったくありません
- あなたがやるのはその場の報告と記録。対応の判断は施設の仕事
- 暴力はけががなくても報告。労災になる場合があります
- 職員を守るのは施設の義務。「利用者だから仕方ない」は通りません
- 施設が動かないときは外の窓口へ
あわせて読む
記録の様式を配布しています
日付・時間・言われたことを残すだけで、施設は動けるようになります。ヒヤリハット様式(ひらがな選択式)も登録不要で使えます。
様式をダウンロード → 外国人職員向けの記事一覧根拠にした資料
個人の経験や、特定の施設の事例ではありません。次の資料と、当研究所が編集している実務マニュアルをもとに整理しています。
- 『介護事故防止 実務マニュアル』第10章 日本の介護現場で特に注意すること(利用者・ご家族からの差別的な言動)全文公開しています
- 厚生労働省「介護現場におけるハラスメント対策」——対策マニュアル・研修の手引き
この記事について 一般的な情報提供を目的としています。
施設によって、職員によって、正しい運用は変わります。ここに書いたことが、そのまま当てはまるとは限りません。
実際の対応は、所属施設の規程および自治体の定めに従ってください。制度・法令は改正されることがあります(記載は2026年9月時点の確認です)。
ベトナム語 参考訳です。母語話者による確認は受けていません。誤りにお気づきの方はご連絡ください。
ベトナム語 参考訳です。母語話者による確認は受けていません。誤りにお気づきの方はご連絡ください。