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両側から

宗教・食習慣・服装への配慮 — 先に聞く、先に伝える

礼拝、食べられないもの、断食、服装。むずかしい問題に見えますが、 実際には「先に聞く」「先に伝える」だけで、ほとんど解決します

あとから分かるほうが、お互いに困ります。入職のときに、具体的に。

最終更新:2026年9月 / 高齢者支援実務研究所

もくじ

  1. 外国人職員へ — 遠慮せず、先に伝える
  2. 日本人職員・管理者へ — 先に聞く
  3. 食べもの — 調味料と消毒まで
  4. 礼拝・断食・服装は、工夫で両立できます
  5. まとめ

外国人職員へ — 遠慮せず、先に伝える

伝えることは、わがままではありません。先に分かっていれば、シフトも食事も設計できます。 分からないまま進んで、あとで行き違いになるのが、いちばんの損です。

日本人職員・管理者へ — 先に聞く

先に聞いてください。言い出しにくいものです。 「何か配慮が必要なことはありますか」ではなく、項目を並べて具体的に聞くと答えやすくなります。

入職時に聞くこと聞き方の例
食べられないもの「食べられないもの・さわれない食材はありますか(調味料も含めて)」
礼拝「お祈りの時間は必要ですか。1日に何回、何分くらいですか」
断食の時期「断食の時期はありますか。その間のシフトで相談したいことはありますか」
服装「服装で守りたいことはありますか(スカーフ・肌の露出など)」

食べもの — 調味料と消毒まで

礼拝・断食・服装は、工夫で両立できます

場面両立のしかた
礼拝礼拝は短時間です。休憩の取り方を工夫すれば両立できます。場所(空いている部屋)を決めておく
断食の時期シフトを相談する。日中の負担が大きい業務の配置を変えるだけでも違います
ヒジャブ(スカーフ)感染対策と両立できます。交換の頻度・洗濯のルールを一緒に決めれば、禁止する理由にはなりません

「前例がないから」で断らないでください。ここに挙げたものは、どれも運用の工夫で両立できた例がある事柄です。 決めるのは「できるか」ではなく「どうやるか」です。

まとめ

入職初日のオリエンテーションに使えます

この記事の「入職時に聞くこと」の表は、そのまま面談シートとして使えます。印刷してお使いください。

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根拠にした資料

個人の経験や、特定の施設の事例ではありません。次の資料と、当研究所が編集している実務マニュアルをもとに整理しています。
  • 『介護事故防止 実務マニュアル』第10章 日本の介護現場で特に注意すること(宗教・食習慣・服装)全文公開しています
この記事について 一般的な情報提供を目的としています。 施設によって、職員によって、正しい運用は変わります。ここに書いたことが、そのまま当てはまるとは限りません。 実際の対応は、所属施設の規程および自治体の定めに従ってください。制度・法令は改正されることがあります(記載は2026年9月時点の確認です)。
ベトナム語 参考訳です。母語話者による確認は受けていません。誤りにお気づきの方はご連絡ください。